お役立ちコラム

日別アーカイブ: 2024年4月7日(日)

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DATE 2024年4月7日(日)

カバー工法で屋根を対処した時|天窓やソーラー電池の設置について

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豊川市・豊橋市で地域密着の優良塗装業者、

プロタイムズ東三河店/豊橋中央店:株式会社カトペンです。

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外装劣化診断士の小黒です!

屋根のリフォームの際、屋根塗装や部分補修ではなく「カバー工法」での対処を望まれるオーナー様が増えています。メリットが多いと話題のカバー工法ですが、その裏にあるデメリットについても理解を深めた上で選ぶようにしましょう。

また、元々設置していた「天窓」や「ソーラー電池」についても、対処方法を理解しておかなければ、いざ工事の段階になって、コストや工期の変更に驚かなければならないかもしれません。

今回のお役立ちコラムでは「カバー工法の基礎知識」を深めていただきたいと思います。

カバー工法とは

カバー工法とは

屋根の補修にはいくつかの種類が存在します。

  • 部分補修
  • 屋根塗装
  • 葺き替え
  • カバー工法

それぞれを簡単にご紹介しましょう。

部分補修

スレートの破損や欠損、瓦の滑落などを部分的に補修するのが部分補修です。ひび割れたスレートをシーリング材で埋めて簡易補修する方法や、劣化がひどい場合には劣化部分を挿し替えて対処する方法なので、屋根全体をリフレッシュさせることはできません。

コストに合わせて対処できる一方、一部しか補修をかけないため、他の部分がすぐにトラブルを発生する可能性も大きな工事方法になります。

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屋根塗装

屋根材が紫外線や経年劣化によって表面のコーティング効果を失ってしまうと、雨水が染み込んでしまい破損しやすくなったり、野地板を通過して室内に雨漏りを発生させたりと、トラブルの発生原因になってしまいます。

屋根塗装は、屋根材の雨や紫外線、熱伝達をブロックするために必要な工事です。使用する塗料の種類によって、耐用年数や付加効果に違いがあります。

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葺き替え

屋根材をすべて撤去して、新しい屋根材に総入れ替えする方法です。劣化した屋根材が入れ替わるので、屋根からの雨漏りを一掃できる工事方法になります。

ただし、既存の屋根材を処分したり、劣化が確認できた箇所の野地板やルーフィングシートを張り直したりと、屋根材の交換だけでは済まない場合が多いため、工事費用が高額になる傾向にあることを覚えておきましょう。

その代わり、耐用年数に相応しい工事効果を実感できることは間違いありません。

カバー工法

既存の屋根材を撤去せずに行う補修工事のことです。直接屋根材の上にカバー建材を被せることで、屋根に発生しているトラブル(雨漏りなど)に対処する方法です。

既存屋根材の撤去費用や処分費用が発生しないため、余計なコストを抑えられる工事でもあります。また、既存屋根とカバー部分の間に空気層が生まれるため、遮熱・断熱性にも優位性があります。

カバー工法のメリット

カバー工法のメリット

カバー工法のメリットは以下の通りです。

  • 工期が短い
  • 低コスト
  • 遮熱性向上
  • 断熱性向上

屋根材を入れ替える際の手間取りや処分が必要ないため、他の屋根修理の方法よりも工期が短くて済みます。葺き替えの場合、数箇月単位で別の住居が必要になることもありますが、カバー工法であれば工事期間の移住は必要ありません。

また、既存屋根とカバーの屋根材により遮熱層・断熱層が作られます。そのため、暖房費や冷房費を引き下げることにもつながるのです。

カバー工法のデメリット

カバー工法のデメリットは以下の通りです。

  • 重量による耐震性の低下
  • 1度のみ施工可能
  • 屋根材による雨音

カバー工法では、既存屋根を撤去しないため最頂部に余計な重さがかかってしまいます。そのため、地震の際に屋根側の揺れが大きくなってしまうのです。これは構造躯体へのダメージにつながります。

さらに、経年劣化により再度カバー工法を施したくても、建築基準法順守の観点から施工不可能です。また、長年のダメージを蓄積した構造躯体への影響もあるため、すべてを撤去した際に構造補強が必要にもなるでしょう。

そして、金属屋根材を使用することで、雨音が響いてしまうことがあります。防音措置を施していても、雨音が気になるというケースもあるため、神経質な方にとってはストレスになる可能性があります。

カバー工法で使われる屋根材について

カバー工法で使われる屋根材について

カバー工法で主に使用されるのは「ガルバリウム鋼板」という屋根材です。そして、ガルバリウム鋼板をさらに進化させたエスジーエル鋼板というものも出回るようになりました。

それぞれの特徴を簡単にご紹介しましょう。

ガルバリウム鋼板

1972年にアメリカで開発された金属建材です。サビにくく耐用年数が長いという特徴を持っています。屋根材としても優秀で人気となりましたが、外壁材としては「金属サイディング」の素材として使われています。ほとんどの金属サイディングはガルバリウム鋼板によって整形されていることを覚えておきましょう。

ただし、ガルバリウム鋼板は薄く作られているため、ちょっとした衝撃によって、凹んだり穴が空いたりしてしまうことがあります。そして、瓦のようにサビがそもそも発生しない屋根材と比較すると、金属の場合はサビの発生があるという点は大きなデメリットとなるでしょう。

エスジーエル鋼板

ガルバリウム鋼板を改良し、耐久性が上がったのがエスジーエル鋼板です。ちなみに、ガルバリウム鋼板は「GL」と表記され、エスジーエル鋼板は「SGL」と表記されます。見積書に記号だけを記載している塗装業者も多いため、もし見つけたらGLはガルバリウム鋼板、SGLはエスジーエル鋼板と認識しておきましょう。

エスジーエル鋼板は、単純にSGLがカタカナ表記されているだけなので、認識としては「凄いガルバリウム鋼板」という程度で問題ありません。このエスジーエル鋼板の優位性は、沿岸部での使用時に発揮されます。

ガルバリウムをメッキ加工することでサビの発生を抑制しているため、塩害によってサビてしまうのを防ぎます。日鉄鋼板株式会社の耐食試験では、通常のガルバリウム鋼板の3倍以上の耐食性能を確認されました。

カバー工法と天窓やソーラー電池の相性について

カバー工法と天窓やソーラー電池の相性について

屋根をすっぽりと覆ってしまうカバー工法を施す際、気になるのが「天窓」との相性です。また、重量物を設置する上に、さらにソーラー電池を設置することはできるのでしょうか。

この点について考えていきましょう。

天窓の設置は可能?

カバー工法を施す際、既存の天窓からの明かり取りを諦める必要はありません。もちろん、カバー工法でも天窓の設置は可能です。ただし、天窓のないカバー工法に比べると断熱性や遮熱性が劣ることは覚えておきましょう。天窓は熱の取り入れ口となってしまうのです。

既存屋根に設置されている天窓は、構造上再利用することはできません。カバー工法専用の出っ張った天窓サッシへ交換しなければなりません。また、ガラス交換の難しさを考慮して、強化ガラスの二重ガラスのものを選ぶのが良いでしょう。

ソーラー電池の設置は可能?

一般的に、カバー工法にソーラー電池の設置はおすすめできません。ただし、施工方法をしっかりと理解している状態であれば、決して不可能なことではありません。

既存屋根に設置されているソーラー電池のベースを補強した上で延長し、そこにカバー工法を施すことでソーラー電池の設置は問題なく対応できるのです。その際、延長されたベースが「たわみやすくなっている」ことも考慮した上で設置しなければならないので、十分な経験と知識が求められます。

このたわみやすさは、屋根の梁に固定されたベースの長さが、ソーラー電池の重さによって影響を受けるためです。カバー工法で建物が揺れやすくなるのと同じ「てこの原理」で、重さが支点から離れるほど作用する力が強くなってしまうのです。

屋根カバー工事ならカトペンにご相談ください!

屋根カバー工事ならカトペンにご相談ください!

カバー工法は屋根のリフォーム方法の1つで、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる工法です。この方法は工期が短く、コストが低いというメリットがあります。さらに、遮熱性や断熱性の向上も見込めるため、エネルギーコストの削減にもつながります。

一方で、重量の増加による耐震性の低下や、施工が1度しかできないというデメリットもあります。雨音の問題も考慮する必要があります。

天窓やソーラー電池の設置についても、カバー工法には影響があります。天窓は、適切な改修を行うことで設置可能ですが、断熱性や遮熱性が影響を受ける可能性があります。ソーラー電池については、設置が推奨されない場合が多いですが、専門的な対応を施せば設置は不可能ではありません。

最終的には、カバー工法のデメリットを十分に理解し、自身のニーズや建物の状況に合ったリフォーム方法を選択することが重要です。耐震性を重視するならば、和瓦の葺き替えなど他のリフォーム方法も検討する価値があります。そのため、プロフェッショナルなアドバイスを受けることをお勧めします。

カバー工法による屋根の補修工事は、ぜひ弊社株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店に相談ください。弊社は外壁塗装・屋根塗装のプロの職人集団です。一流の職人たちがあなたの大切なマイホームを塗り替えいたします!屋根塗装・屋根の改修工事をご検討中ならば、ぜひ弊社にご相談ください!

カテゴリー:外壁・屋根塗装知識 工法について

DATE 2024年4月7日(日)

屋根塗装にベストな季節とは?冬の工事でかかる塗装の硬化時間と雨や雪への対処
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外装劣化診断士の小黒です!

屋根塗装が必要になるタイミングは、常に天候の良い時とは限りません。梅雨時に必要になることもあれば、豪雪地域の真冬になることだって十分に考えられます。実際に工事が必要になった時、天候や気象条件によって工期にどんな影響が出るかを覚えておきましょう。

今回の記事では「屋根塗装に向いている時期と、天候や気象条件の作業への影響」について考えていきたいと思います。

屋根塗装に向いている季節とは

屋根塗装に向いている季節とは

屋根塗装をする際、どの季節に施行すべきでしょうか。常に天気が良ければ良いですが、日本の気候の都合上、風が吹くことも湿度が高いこともあるはずです。実際にはどの季節のどのタイミングで屋根塗装をするのがベストなのかを考えてみましょう。

春の場合

3月から5月が暦上の春とされています。この時期は「施工に適した気候が続く」ので、屋根塗装を施しやすい時期だと言えるでしょう。塗料も安定した状態で使用できるので、工期の遅れは発生しづらい季節だと言えます。

しかし、この時期に工事依頼が集中しやすいということもあるため、希望する時期に工事開始できるとは限りません。下手をすると、夏まで工事開始がずれ込む可能性もあります。

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夏の場合

6月から8月が暦上の夏とされています。この時期は「晴天が続きやすく乾燥時間が短くなる傾向にある」ため、工期が短縮されることが多い時期だと言えます。

ただし、上昇気流の発生によって塗装面が砂まみれ・埃まみれになることも考えられるため、丁寧な作業をしても塗装面が荒れやすい時期だとも言えるでしょう。また、猛暑によって光化学スモッグが発生して作業できない時間も出てきます。職人の健康被害によって工期遅れが発生する可能性もあるということです。

他にも、突然の通り雨でせっかくの作業が台無しになる日もあるでしょう。そのため、夏の屋根塗装は「乾燥は早くて工期を短縮できるものの、完了までにトラブルが発生しやすい時期」だと考えられます。

1番の問題は、塗装用に用意した塗料(ネタ)が早期硬化してしまうため、慌てる職人も出てきてしまう恐れがあることです。

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秋の場合

9月から11月が暦上の秋とされています。この時期は「安定した気候が続くため屋根塗装に適している」季節だと言えるでしょう。空気も乾燥しているため、塗料の状態がとても安定する季節だと言えます。

ただし、9月以降に台風が活発的に発生するため、工事できない期間もあります。また、連発することもあるため、丸2ヶ月程度工事開始が遅れることもあり得るため、依頼のタイミングには十分な余裕が必要です。

台風シーズンの前後は依頼が殺到することも考えられるため、工期がずれ込む恐れもあります。この場合、秋シーズンに工事が完了しないことも考えなければなりません。

さらに、台風ではない突発的な低気圧により、急な天候変化に悩まされる可能性もあるため、安定した作業がしづらい時期だとも考えられます。それでも、気候としては屋根塗装を施しやすい時期だと言えるでしょう。

冬の場合

12月から2月までが暦上の冬とされています。冬は全国的に換気に悩まされる時期です。この時期は「塗料の乾燥が遅れがちで、工期が長引く恐れがある」と言えるでしょう。また、湿度の関係で安定した状態で塗装が行えないことも覚えておきましょう。

冬の天候は日本海側と太平洋側の地域差が生まれやすいです。日本海側は大陸からの寒気の影響により、豪雪地帯になってしまい屋根塗装が行える状況にありません。寒気の合間に作業しようと考えても、1日を通して5度を下回るような日が続いてしまうため、塗料が完走できないのです。

一方、太平洋側は晴天が続き、低気圧の影響も少なくなっているため、屋根塗装がしやすくなっています。ただし、夜明けと夕方の気温の下がり方が激しく、日中の作業で塗装から乾燥までを完了できないと、夜間に霜が降りてしまい全工程をやり直さなければならない状況にもなりやすくあります。

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冬の気象条件は屋根塗装に厳しい

冬の気象条件は屋根塗装に厳しい

先の項でもご説明しましたが、冬は屋根塗装にとって悪条件が揃った時期だと言えます。その悪条件について、もう少しくわしく考えていきましょう。実際に冬時期にしか作業を依頼できないケースもあるので、どうすべきか対応策も含めて考えていきます。

雨や雪は工期に影響する

屋根塗装を施した面は、雨や雪が乗ることで塗面が荒れてしまいます。雨粒が落ちれば水玉模様になり、平滑な塗面になりません。雪は氷の粒により塗面を凸凹の状態に荒れさせます。

これらを防ぐために、屋根塗装後にカバーをかけるという方法もありますが、カバーと屋根材の間は高温多湿になることで乾燥がうまく進まないという欠点があります。塗面の荒れは防げますが、実際に乾燥するまでに時間がかかるほど埃や砂つぶの付着する確率が上がってしまいます。

他には、速乾性の塗料による施工も一つの方法です。ただし、速乾性塗料といっても、完全硬化までに48時間必要なものが24時間まで短縮できるというように、数分で固まるような代物ではないということで、確実な施工方法とは言えないのも否めません。

そうなると、冬場は屋根塗装以外の方法を検討することも必要になってくるでしょう。

例えばカバー工法で、数日中に作業を完了するという方法があります。屋根塗装を施す理由にもよりますが、瓦やスレートを上から被せて行くという「重ね葺き」という方法であれば、見た目も良く効果的な結果を手に入れられるでしょう。

硬化時間の変化

冬場の硬化時間は長引きます。基本的には、外気温の低下が大きな理由です。塗装用の塗料は、5度以下になると表面硬化できずに垂れてしまいます。せっかく塗装しても、全く意味をなさないのです。

他にも、湿度の問題も出てきます。秋は乾燥しますが、冬になると朝晩の湿度が上がってしまい、空気は乾燥しているものの施工面は湿度を保ってしまうのです。そのため、塗料がうまく乗らないということも出てきます。

さらには、その湿度のせいで塗膜が硬化しない状況が生まれてしまうのです。特に北側の面は湿度の影響を受けやすくなります。仮に作業する場合には、南側の面からせめて行く必要があるでしょう。

屋根塗装の費用相場

屋根塗装の費用相場

屋根塗装は、50m2〜80m2の建物の場合、足場を含めて40万円から60万円ほどの費用が発生します。ただし、この金額はランク的に下の方の塗料を選んだ場合になります。上位の塗料を選ぶほど、費用は膨れ上がるということを理解しておきましょう。

塗料のグレードは以下の通りです。

第1位:無機塗料

第2位:フッ素塗料

第3位:ラジカル塗料

第4位:ウレタン塗料

第5位:アクリル塗料

条件が良いものほど材料費自体が高額になってしまうため、先に挙げた費用では対応できないのでご注意ください。

ただし、良い塗料=グレードの高い塗料を使用すれば、耐久年数も長くなります。塗装費用を耐久年数で割った1年あたりのコストは安価になるため、弊社では良い塗料をオススメしております。

100万円で15年の耐久性を持った塗料の場合、1年あたりの塗装コストは6.6万円です、対して50万円で5年しか持たない塗料であれば、1年あたり10万円のコストがかかるということですね。5年後にはまた50万円を支払って5年耐久の塗装工事をするとなると、15年スパンで見たときに50万円もの差がついてしまうのです。

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屋根塗装のご用命はカトペンへ!一流の職人集団が最高の仕上げをお約束します!

屋根塗装のご用命はカトペンへ!一流の職人集団が最高の仕上げをお約束します!

屋根塗装に適している季節は「春・秋」の2シーズンです。ただし、どちらの場合もシーズンを通して好条件であるというわけではないこともしっかりと理解しておきましょう。

また、ここ数年で大きく問題になるのが「黄砂・花粉」です。どちらの季節も、花粉が飛びやすい時期になるため、塗面に黄色い粉が付着する可能性があることも十分に理解しておきましょう。

夏場と冬場でも、作業ができないことは決してありません。ただし、条件が非常に厳しいということも理解しておいてください。

今回のお役立ちコラムでは、屋根塗装に適した季節についてお話ししてきました。弊社ではどの季節に塗装しても品質が変わらないように、塗布量(塗装で使用する塗料の量)の管理や乾燥時間の遵守、温度湿度の厳しい管理、ITツールを駆使した現場管理を徹底しております。

どの季節でも安心してご依頼いただけます。

株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店は外壁塗装・屋根塗装のプロの職人集団です。一流の職人たちがあなたの大切なマイホームを塗り替えいたします!屋根塗装をご検討中ならば、ぜひ当社にご相談ください!

劣化診断、お見積りは無料です。お気軽にご相談ください!

カテゴリー:塗装はいつが最適? 塗装業者の選び方

DATE 2024年4月7日(日)

屋根に生える苔の問題点|苔・カビ・藻によるサビが建物を劣化させる

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外装劣化診断士の小黒です!

長く住み続けていると、屋根の縁や1階部分のひさしに苔や藻が生えているのを目にすると思います。一見風流にも見えますが、じつはその苔や藻は「建物の劣化」そのものなのです!

今回のお役立ちコラムでは「なぜ苔や藻が生えるとよくないのか」についてお話ししていきたいと思います!

 

屋根に苔が生える理由

屋根に苔が生える理由

屋根に苔が生える1番の理由は「屋根の劣化」です。劣化が進むにつれて、苔の発生や藻が生えるなどの現象が現れます。そして、さらに劣化が進むことでカビが生えるようになり、最終的に屋根材を風化させていくのです。

では、屋根の劣化にはどのようなものがあるか考えていきましょう。

塗装の劣化

屋根の劣化の一番わかりやすいものが「塗装の劣化」です。屋根材の塗装が劣化すると、雨水がそこに止まるようになってしまいます。つまり、水が常にある状態です。水が残っていれば、太陽に温められて蒸発するのですが、日当たりが悪い場所、もしくは水捌けが悪い場所であれば、常に湿気が残った状態を維持するということになるのです。

そこは、苔や藻が生えやすい状態だと言えるでしょう。そして、湿気が抜け切らずに暖かい状態が続けば、数日も経たないうちにカビが発生してもおかしくありません。塗装が劣化するというだけで、ここまで深刻な状況が発生してしまうのです。

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屋根材の破損

屋根材が破損するということは、屋根材の裏側に水分が侵入しやすい状況になってしまうということになります。問題なのは、スレートや瓦の下にある「ルーフィングシート」の性能です。

通常、ルーフィングシートは雨水を侵入させないために高い防水性能を発揮します。しかし、屋根材が破損することで、通常以上の雨水が屋根材の下に入り込み、ルーフィングシートによってプールを作る形になってしまうわけです。

これが湿度の元となり、屋根材の裏側はカビの温床となってしまうのがお分かりでしょう。このカビは、ルーフィングシート内部にまで入り込み、本来あるはずの防水性能を一気に低下させてしまいます。

ルーフィングシートが劣化すれば、その後待っているのは「雨漏り」や「屋根裏のカビ」という大きな問題になります。

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屋根の劣化対策

屋根の劣化対策

では、屋根を劣化させないためにできることは何でしょう。いくつかの方法があるので、それぞれの効果や対策の意味を考えてみましょう。

苔・カビ・藻を洗い流す

まずは、屋根を劣化させる原因を洗い出していきましょう。そのためには、劣化原因となる「苔・カビ・藻」などを全て洗い流すことが重要です。そのまま放置すれば、侵食が止まることはありません。まず、しっかりと食い止めることが重要です。

その際の注意点は「屋根材の素材に含まれるアスベスト」です。アスベストが含まれている場合、屋根の洗浄に高圧洗浄を用いることができません。もし、アスベストを含有している屋根材に高圧洗浄をかけてしまうと、アスベストが飛散してしまうのです。

もしアスベスト含有の屋根材を使用している場合は、洗浄する前に固定剤を浸透させてアスベストを沈下させます。その後であれば、高圧洗浄をかけることができるのです。

野地板やルーフィングの補修

屋根に苔やカビが発生している状態であれば、その下にある野地板やルーフィングシートにも劣化が確認できる場合があります。ここは適切に対処しなければなりません。そのまま放置していると、屋根裏が水浸しになったり、虫が発生したりと、建物を著しく劣化させる原因になってしまいます。

屋根材を剥がすとルーフィングシートが現れますが、多くの場合水色や緑色のビニールシートが敷かれているはずです。それらが白っぽくなっている場合は、相当劣化が進んでしまっています。稀に白いシートを張っている場合もありますが、その時は茶色くシミができているのでわかりやすいです。

ルーフィングシートの下には野地板が敷かれています。無図を含んでいたり、すでに力をかけると撓んでしまうような状態であれば、野地板から交換しなければなりません。また、野地板の腐食が確認できている時点で、屋根裏の被害も確認が必要になります。

屋根裏がカビてしまっている場合は、入念な洗浄対策とカビの侵食を抑えるために溶剤を浸透させたり、防水処理などを施す必要が出てきます。野地板で蓋をしてしまうと、屋根裏は高温多湿になりやすくなってしまうので、カビの再発をしっかりと対処しなければならないのです。

これら全てを補修することで、以降の雨漏り等のトラブルを防ぐことができます。

スレートや瓦の補修

屋根材の破損・欠損があれば、見つけ次第対処しなければなりません。ひび割れ程度であれば、シーリング剤で埋めてしまったり、防水対策をとることで対処ができます。しかし、割れていたり、日々が大きく隙間が開いているような状態であれば、屋根材を差し替える必要も出てくるでしょう。

ただし、問題は「割れや欠けが発生している部分だけを対処して済む話か」ということです。屋根材は基本的に同じように劣化が進んでいきます。日当たりや雨の当たりやすさなども影響しますが、基本的には建物に向けられる上からのダメージを同じように受け続けている部分なので、局所的に劣化が進むという場所ではありません。

一部にトラブルが発生しているということは、他の部分にも問題が発生しやすい状況があると考えた方が良いでしょう。

瓦であれば、突風などで滑落したと考えることもできます。しかし、スレートのように滑落の心配がほぼないような屋根材の場合、トラブルが起きている周囲や、屋根全体の状況をしっかりとチェックしておくべきでしょう。

万が一、全体補修が必要となると、屋根を葺き替えなければならないでしょう。しかし、コスト的にも大きくなってしまうので、すぐに判断できるものではありません。そんな時は「カバー工法」を用いることで、既存の屋根の劣化全体を処理するのではなく、問題箇所に蓋をして隠してしまうというのも一つの方法です。

工期もコストもかけずに対処できるので、実際に全てを葺き替える準備をする間のつなぎには問題なく機能します。そのままカバー工法で過ごしても良いし、どうしても直すという場合は葺き替えても問題ありません。

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屋根塗装でコーティング

屋根材に目立った破損が見えない場合は、劣化した塗装を新しくすることで対処できます。簡単に言うと屋根を塗料でコーティングするイメージですね。

屋根を塗料でコーティングする場合、使用する塗料のグレードによって耐用年数が違うことを理解しておきましょう。

  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • シリコン塗料
  • ラジカル塗料
  • フッ素塗料
  • 無機塗料

性能が良い塗料を使用するほどにメンテナンススパンは長くなります。そして、同時にコストも上がります。1度の施工コストとしては高くなるものの、メンテナンスのスパンが長くなるので、トータルコストでは優位になる場合も出てくるため、メンテナンス時に対処できる費用のものを選ぶことをおすすめします。

棟板金のサビ止めは重要

屋根の最長部にある棟板金も、重要な役割を持っています。一般的な屋根は三角形をしていて、その頂点からの雨漏りを防ぐのが棟板金の役割です。ここがサビれば、屋根材がいくら新しかったりメンテナンス直後だったりしても、てっぺんから雨が侵入してしまうのです。

また、棟板金をメンテナンスすることで、台風時に吹き飛んでしまう恐れもなくなります。

しっかりと釘を打ち直し、サビ止めを施すことで、屋根の内側に流れ込む雨水を防げます。

屋根の劣化にお悩みならばカトペンにご相談ください!

まとめ

屋根に苔が生えて喜んではいけません。確実に建物が劣化している証拠です。適切な方法を用いて、しっかりと補修を施していけば、何十年も住み続けられる丈夫な家を維持できます。

ちょっとした屋根のトラブルでも、放置すれば後戻りできない大きなトラブルに発展してしまうので、定期メンテナンスは怠らないように注意することをおすすめします。

株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店は外壁塗装・屋根塗装のプロの職人集団である一方、屋根補修・外壁補修のプロでもあります。屋根の劣化にお悩みならば、ぜひ当社にご相談ください!

劣化診断、お見積りは無料です。お気軽にご相談ください!

カテゴリー:劣化症状について 外壁・屋根塗装知識

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