DATE 2024年3月20日(水)
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外装劣化診断士の小黒です!
ダイワハウスは、プレハブ工法をはじめとする独自の建築技術を持つハウスメーカーです。中でも住宅建築においては、耐震性に優れた住宅を提供しており、快適で安全な住空間の実現に力を入れています。
しかし、年数が経つにつれて建物が古くなっていくため、耐震性の効果は落ちてしまいます。とくに、外壁は外にさらされているため劣化が進みやすいです。
したがって、耐震性を維持するには外壁塗装を行うことが不可欠だと言えます。
外壁塗装を行う人の中には、ハウスメーカーにお願いする人も珍しくありません。しかし、少しお待ちください!
施工費用を抑えたいのであれば、塗装専門業者に頼んだ方が良いです。塗装専門業者に依頼した方が数十万円安くなるケースも珍しくありません。
そこで今回は、ダイワハウスで使用されている外壁材の種類を紹介しながら、ハウスメーカーと塗装専門業者に依頼する違いや、劣化時の塗装専門業者の対応についてお話しします。
ダイワハウスの特徴
外壁塗装の話をする前に、ハウスメーカー「ダイワハウス」の特徴を少しお話しします。
ダイワハウスは、環境に配慮した建築物の設計・施工に積極的なことが特徴です。省エネルギー設計や再生可能エネルギーの利用、環境負荷の低い材料の選定など、サステナビリティを考慮しながら運営しています。
顧客のニーズに応じて多様なカスタマイズが可能であるため、顧客一人ひとりのライフスタイルに応じて、提供する住宅を変えられます。ダイワハウスが力を入れていることとして、以下の内容が公式ホームページに掲載されていました。
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その他に、不動産の販売や賃貸、海外事業も展開しており、アジアや北米・欧州でもサービスを提供しています。幅広い地域で事業を展開しているのが、ダイワハウスの強みだと言えるでしょう。
外壁塗装をハウスメーカーと塗装専門業者に依頼する違いとは?
ここからは、外壁塗装をハウスメーカーと塗装専門業者に依頼する違いを、3つの項目にわけて紹介します。
ハウスメーカーと塗装専門業者の違い①|サービスの範囲
ハウスメーカーは建築からメンテナンスまで幅広いサービスを提供しています。一方、塗装専門業者は塗装に特化したサービスを提供しているのが特徴です。
したがって、外壁塗装のみ依頼したい場合は、塗装専門業者の方が良いでしょう。
ハウスメーカーと塗装専門業者の違い②|コスト
ハウスメーカーはブランド力や一貫したサービスを提供しており、他の業者に外壁塗装を他の業者に委託するため、施工費用が高くなってしまいます。
一方、塗装専門業者は塗装作業に特化しており、作業も自社で行うため、ハウスメーカーよりも安く依頼することが可能です。
結果、施工費用を抑えたい場合は、塗装専門業者への依頼が向いています。
ハウスメーカーと塗装専門業者の違い③|専門性とカスタマイズ
ハウスメーカーは建物全体の知識に基づいた安心感や信頼性が魅力です。一方、塗装専門業者は塗装技術や材料に関する専門知識が豊富で、柔軟にカスタマイズできます。オリジナル性を重視したい場合は、塗装専門業者に依頼した方が良いでしょう。
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ダイワハウスで使用される外壁の劣化症状と塗装業者の対応方法
ダイワハウスで使用される外壁は複数あります。とくに知名度が高いのが以下の3種類の外壁です。
- DCウォール
- ベルサイクス
- 外壁タイル
ここでは、外壁材ごとに特徴やメリットとデメリット、よく見られる劣化症状、劣化時の塗装専門業者の対応などを見てみましょう。
DCウォールの特徴とメリット・デメリット
DCウォールの特徴は、耐震性に優れていることです。地震の揺れに対して強い耐性を持つ構造となっています。なお、DCウォールのメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
- 断熱性・気密性が高い
- 長期的な耐久性に優れている
【デメリット】
- 初期コストが高い
- 求められる技術が高いため専門業者による施工が必須
- カスタマイズの制約がある
DCウォールのメリット
DCウォールは高い断熱性能と気密性能を持ち、エネルギー効率の良い住宅環境を提供します。冷暖房の効率が向上し、快適な居住空間につながっています。
また耐久性にも優れているのも特徴です。劣化のスピードが遅いため、メンテナンスの頻度を減らせます。
DCウォールのデメリット
DCウォールは高性能な壁構造技術を採用しているため、建設初期段階でのコスト増につながります。
もう1つのデメリットとしてDCウォールの施工には、ダイワハウスの技術を理解している専門の施工業者が必要な点が挙げられます。理解できていない職人が対応すると、仕上がりが雑になってしまうため注意が必要です。
また独自の壁構造技術を使用しているため、建築デザインやカスタマイズにある程度の制約が生じてしまうのもデメリットと言えるでしょう。
DCウォールに見られる主な劣化症状
DCウォールによく見られる劣化症状として、以下が挙げられます。
- 色あせ
- ひび割れ
- 塗装の剥がれ
- 汚れ・カビ
DCウォールに限らず、ほとんどの外装建材は長時間、日光にさらされることで色あせが起こります。いくら高耐久をウリにしているDCウォールと言えども、日光による色あせは避けては通れません。また、躯体(構造)の熱膨張や収縮、建物の沈下などによってひび割れが発生することもあります。
建材が強固でも、塗装には耐用年数が決められています。最初の塗装から年月が経つことで塗装の膜=塗膜の劣化が起こり、塗装の剥がれが発生します。塗膜の剥がれはカビや汚れが付着しやすくなることもデメリットと言えるでしょう。
DCウォールが劣化した場合の塗装専門業者の対応方法
DCウォールが劣化した場合、塗装専門業者は以下の対応を行います。
- 点検と診断
- 清掃
- 補修
- 塗装
- 保護処理
DCウォールの劣化が発生した場合、塗装専門業者はすぐに塗り替えをするということは絶対にありません。まずは建物の外壁を詳細に点検し、劣化の状況を診断します。劣化の原因や修復に必要な措置を特定するためです。そのうえでどのような対処が必要かを判断します。
塗り替えが必要になった場合、まずは外壁の汚れやカビを専用の洗浄剤や高圧洗浄機を使用して除去します。塗面の清掃は塗料の付着率を高める上で大事な作業です。
DCウォールの劣化症状でひび割れや剥がれなどの損傷がある場合、専用の材料で補修します。損傷がひどい場合はカバー工法などの特殊な工法での対応が必要になります。補修工事は外壁の構造的な強度を回復させて、建物の寿命を延ばすためにも重要な工事です。
補修工事が完了したのち、劣化した塗膜の上に新しい塗料を塗布します。DCウォールの特性に適した高品質な塗料を用いて、耐候性や防カビ性に強い外壁に仕上げます。
塗装後、外壁を保護するための処理を施す場合があります。塗装の耐久性がアップするため、劣化のスピードを遅くする効果が期待できるでしょう。
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ベルサイクスの特徴とメリット・デメリット
ベルサイクスの特徴は、窯業系サイディング材の造形において外壁業界最大級の深掘りになっていることです。深彫りした造形によって、光と影のコントラストが強調され、外壁に立体感と高級感が生まれます。
ベルサイクスのメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
- 高いデザイン性
- 維持管理の容易さ
- 耐久性の向上
【デメリット】
- コスト
- 専門的な施工が必要
それぞれを簡単にお話ししていきます。
ベルサイクスのメリット
深彫りによる陰影が建物に独特の美しさをもたらし、外観のデザイン性を高めます。汚れにくく、色あせにも強いため、長期にわたる維持管理が比較的容易です。耐久性に優れたコーティングが施されているため、外壁の長寿命化が期待できます。
ベルサイクスのデメリット
高度な技術と材料を使用しています。結果、一般的な外壁材に比べてコストが高くなってしまうでしょう。高度な技術を要するため、施工には専門的な知識と技術が必要になります。職人が不足している地域だと、施工業者の選択肢が狭まるかもしれません。
ベルサイクスに見られる主な劣化症状
ベルサイクスの主な劣化症状は、以下の通りです。
- 色あせ
- ひび割れ
- コーティングの劣化
ベルサイクスは他の窯業系サイディング材同様、長期間の紫外線や気象条件の影響で、外壁の色が徐々に褪せることがあります。深彫りが特長であるため、劣化してもデザイン的な趣はあると思いますが、劣化症状であることに変わりなく、放置しておくと、建物の寿命を縮めてしまうことにつながります。
また、躯体(構造)の振動や外壁材の収縮・膨張により、細かなひび割れが生じるかもしれません。窯業系サイディング材すべてに言えることですが、地域によっては「凍害」などの気候に伴う劣化も発生します。凍害などが発生した場合は劣化の度合いによって、補修工事で済む場合とカバー工事が必要な場合がありますので、早めの対応が重要になります。
ベルサイクス外壁には表面のコーティングが必須です。このコーティング剤が劣化することで、防水性や耐汚染性が低下する恐れもあります。
ベルサイクスが劣化した場合の塗装専門業者の対応方法
塗装専門業者は、ベルサイクスに発生したこれらの劣化に対して以下の対応を行います。
- 詳細な点検と診断
- 清掃と下地処理
- 塗装
まずは劣化の程度や原因を把握するために、外壁の詳細な点検を行います。必要な修復作業やメンテナンスの範囲を特定する上で重要な作業です。とくにベルサイクスの深彫りは、劣化症状を診断する際に、かなり細かい部分までチェックしないと、劣化症状なのか造形なのか判断しにくいため、念入りにチェックする必要があるでしょう。
塗り替えなどの対処が必要になった場合、まずは高圧洗浄や専用のクリーナーを使用して、外壁の汚れを徹底的に清掃します。深彫りが特長のベルサイクスは、洗浄する面積が一般の窯業サイディング材よりも多くなります。そのため、高圧洗浄にかかる時間も一般の窯業系サイディング材に比べて長くなるでしょう。
ひび割れや損傷部分は度合いに合わせて修復します。損傷がひどい場合はカバー工事が必要なケースもあります。
ベルサイクス外壁の塗り替え工事では、まず劣化したコーティングや外壁材の特性に合わせた新しい塗料を選ぶことが重要です。深彫りが特長のため、汚れても雨で自動洗浄してくれる超低汚染性塗料などが向いているでしょう。
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外壁タイルの特徴とメリット・デメリット
外壁タイルの特徴は、耐久性に優れていることです。硬質であるため、長期間にわたって外壁を保護できます。メリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
- 長寿命・高耐久
- メンテナンス頻度が少なく済む
- 美観に優れる
【デメリット】
- コストが高い
- 施工難易度が高い
- 重量がある
外壁タイルのメリット
正しく施工された外壁タイルは、長期にわたりタイルの持ち味が活かされます。また、タイル自体が非常に丈夫で汚れにくいため、定期的な塗り替えやメンテナンスの頻度が少なくて済むこともメリットでしょう。外壁タイル最大のメリットとも言えるのが美しい外観です。豊富なデザインと色彩が利用可能なため、建物に高級感や個性を与えられます。
外壁タイルのデメリット
外壁タイルのデメリットとしてはやはりタイル自体の価格と、施工にかかる費用が高くなる点です。一般的に外壁に使用される窯業系サイディング材と比べると、かなり高額になります。高品質なタイルや複雑なデザインを選ぶと、さらにコストが上がります。
タイルの施工は技術を要し、正確な施工が求められます。不適切な施工は、割れや剥がれの原因になるでしょう。また、タイル自体が他の外壁材と比べて重量があるため、建物に大きな負担をかけてしまいます。既存の建物に後付けする場合は、住宅の補強が必要になる場合があります。
外壁タイルの劣化症状
外壁タイルの主な劣化内容は、以下の通りです。
- タイルの割れや欠け
- タイルの剥がれ
- 汚れ
物理的な衝撃や経年劣化により、タイル自体が割れたり、端が欠けたりすることがあります。また、接着不良や下地の劣化により、タイルが壁から剥がれ落ちることがあります。タイルの表面に、汚れやカビが付着してしまうのも劣化の1つです。
一般的な窯業系サイディング材の劣化と違い、物理的な破損などが見られるのが、外壁タイルに見られるおもな劣化症状と言えるでしょう。
外壁タイルが劣化した場合の塗装専門業者の対応方法
劣化が起こった際、塗装専門業者は以下の対応をとります。
- 診断と評価
- 清掃
- 目地の補修
- タイルの補修または交換
- 防水処理
- カラーマッチング
まずは外壁タイルの詳細な点検を行い、タイルや目地の劣化状態を診断します。汚れやカビに対しては、高圧洗浄機を使用して、汚れやカビを丁寧に除去します。目地が劣化している場合、劣化した目地を取り除き、新しい目地材の補修が必要です。目地材の補修は外壁タイルを使った外壁の防水性を回復させる効果があります。
タイルが割れたり欠けたりしたタイルは、同種または類似のタイルで補修または交換が必要です。また、目地の補修後、外壁タイル表面に防水性能を高めるためのコーティング剤を施工することがあります。
色あせた外壁タイルの場合、近い色の塗料で塗装し、外壁全体の色調を整える場合があります。センスによって色合いが変わるため、経験値の高い塗装専門業者を選ぶことが重要です。
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ダイワハウスの外壁塗装のご依頼はカトペンへ!
株式会社カトペン/プロタイムズ東三河店/豊橋中央店はダイワハウスの外壁塗装経験を持つ塗装専門業者です。外壁塗装の経験を積んできた名工が在籍していますので、安心してご依頼いただけます。雨漏り診断士や外壁塗装診断士もいますので、外壁の状況についても詳しく診断することが可能です。
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